ペルー

イキトス

ペルーing

 ペルー全国土の約半分を占めるアマゾン。その熱帯ジャングルにある人口35万人の大都市がイキトス(Iquitos)です。1890〜1920年にかけての天然ゴムブームが小さな村だったイキトスに財をもたらし、現在ではロレト県の県庁所在地となっています。アマゾン・ジャングルツアーの基地となっています。町のすぐそばを壮大なアマゾン川がゆるやかに蛇行し、遥かブラジルの河口へと流れています。そのイキトス市内でぜひ訪れてみたいのが、ベレン地区の大市場です。体長3mにもなる巨大魚パイチェや、香辛料、熱帯果実など珍しい食材を売る店が道いっぱいに立ち並び、買い物客で賑わっています。ベレン地区の先へ行くと、アマゾン川に面して高床式の家々が立ち並ぶマレコン・タラパカ地区があります。雨期になるとアマゾン川の水に浸り、人々が木製カヌーで家々の間を行き交う光景が印象的です。

イキトスへの行き方

 飛行機で行くのが普通です。リマからは、アエロ・コンチネンテとタンス航空とタカ・ペルー航空が合わせて約6便/日、運航しています。所要時間は、直行便の場合で約1時間30分です。プカルパからイキトス間をボートで移動することも出来ます。3〜4日の船旅になります。イキトスからは、コロンビア(レティシア)やブラジル(ラモン・カスティージャ、イスランディア)行きの船があります。
 

イキトスの観光名所

 アマゾン博物館(Museo Amazonico):アマゾン川沿いのマレコン・タラパカ通り、Morona通りの間にあります。パステルピンクの建物です。ペルー、ブラジル、コロンビアにまたがるアマゾン地方のインディヘナ部族の彫刻や生活用具、写真を展示しています。
 
ベレン地区  ベレン地区(Belen):アルマス広場からアマゾン川に出ると右手の河岸に沿って広がっている地区がベレン地区です。市場にはアマゾン川流域に住むインディヘナたちが魚を売りに来ています。3mもある巨大魚パイチャから小魚までカラフルな魚があります。鶏肉、野菜、衣料品の店もあります。
 
キストコチャ&動物園  キストコチャ&動物園(Complepo Turistico de Quistococha):イキトスの北にある、アマゾンの湖と動物園です。動物園は、ジャングル状態になっており、アマゾンの動物が飼われています。オウムの種類が多く、テナガザルは放し飼いで自由に餌を与えることが出来ます。
 
アマゾン・ジャングル・ツアー  アマゾン・ジャングル・ツアーイキトス観光の目玉です。日帰りから2週間程度ツアーまであり、ロッジでの宿泊やジャングルでのキャンプ、ボートでの移動が主体ですがジャングルトレッキングもあり刺激的な体験が出来ます。アマゾン川には川イルカが生息しており、ボート上から見ることが出来ます。インディヘナの村へ訪れ住人と交流を行うツアーもあります。

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