アレキパ(Arequipa)はペルー第2の都市で、人口は約90万人です。アレキパはインカ帝国の第4代皇帝マイタ・カパックの命によって建設されました。アレキパの名前の由来は皇帝がケチュア語で人々に「Ari qhipay(ここに住みなさい)」と言ったことからきています。アレキパのセントロにある建物は近郊で採れる白い火山岩から造られているため「Ciudad Blanca(白い町)」とも呼ばれています。アレキパの人々はアレキパ人としてのプライドが高くペルーからの独立を望む人々が多くいます。地震が多く、最近起きた地震ではセントロのほうで大きな被害が出ました。
アレキパへの行き方
飛行機:リマから複数の航空会社が運航しています、約10便/日、1時間強。クスコからは、2〜4便/日、約30分。フリアカ、タクナからの便もあります。また国際便もあり、マイアミやパナマからのフライトがあります。
バス:リマからは毎日数便バスがあり、約17時間の行程です。ナスカ、プーノ、クスコからのバスもあります。ペルー全体でいえることですが、道が悪く長時間の移動手段には向いていません。
鉄道:クスコやプーノからフリアカ経由でアレキパへ行くことが出来ます。冬期は、非常に寒いので防寒対策を欠かせません。
アレキパの観光名所
カテドラル(Catedral):アレキパ近郊で産出する火山岩で作られた白い美しい教会です。1612年に建てられました。大きなパイプオルガンがあります。アルマス広場に面しています。
サンタ・カタリナ修道院(Monasterio de Santa Catalina):アルマス広場からサンタ・カタニナ通りを北側へ1ブロック半の場所にあります。1579年に建てられ、1970年までの400年間に渡り修道生活が営まれていました。白い壁に囲まれ、内部は回廊が迷路のように巡らされています。当時の家具・数世紀渡って収集された美術品が展示されています。
ラ・レコレータ博物館(Museo La Recoleta):セントロからチリ川を渡ったラ・レコレータ修道院の内部にあります。先コロンブス期の美術品、宗教美術画、先住民族の手工芸品、プレ・インカ時代の発掘品、動物の剥製などが展示されています。
カニョン・デル・コルカ(Canon del Colca):グランドキャニオンより深い渓谷です。展望台からは、深い渓谷とそびえる山脈が見渡せ壮観です。渓谷の底にはコルカ川が流れ、川べりまでは石段が続いています、約1時間です。コンドルが空を舞う様子を見ることも出来ます。
カニョン・デル・コルカへは、アレキパから日帰り(かなり強行スケジュール)や一泊二日のツアーがあります。個人で行く場合は、乗合バスを利用することになります。カバナコンテ村行きのバスに乗り約10時間です。
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